保育士が辛いと感じるとき嬉しいと感じるとき

人の成長として

2017年04月03日 09時57分

人の成長として

体験談1

『私が最近の出来事の中で、たいへん嬉しく思ったことはAちゃんのトイトレの卒業です。3歳だけど何でもできるAちゃんです。ひらがなも読めて、ある程度の会話ならしっかりと受け応えもできる、ジャンプもできてボール遊びもできるんです。そんなAちゃんが苦手なことはトイレです。ご家族の方ともよく話をしてなんとかがんばりましょうと、課題として持っていたのです。
 
パンツを履くのをいやがったり、それでいておむつがパンパンになっていても平気で遊んだりするAちゃんでした。こちらもがんばってパンツを履かせるのですが、失敗・・・繰り返しました。そんなAちゃんが、「おしっこ行く!」と自分で言ったのです。出たときには、嬉しくてたまりませんでした。ご家族との連携もあって、日に日に成長していくAちゃんの姿を嬉しく思いました。』
 
ポイント1
成長です。3歳児だからこそ園児それぞれが課題を持っています。言葉がなかなか出なかった子が、保育士の名前を呼んでくれた瞬間、なかなか完食できなかった給食を残さず全部食べることができた日など、園児の喜びを保護者の方と一緒に喜べるって、たいへん嬉しいですね。園児の成長を見ていますと、人間ってすごいなあとも思ってしまいますね。
 

体験談2

『保育士は本当にやりがいがある仕事だと思います。保育園で園児と接して、夜遅くにお迎えに来られるお母さんを見ますと、お母さんよりもお子さんと接している時間が長いんだなあと思います。ですから、お母さんよりもお子さんの成長をいっぱい見ていることになるのかとも思います。


昨日できなかったことが今日はできるようになっている・・・これは、保護者の方のご努力もあるとは思います。しかし、私が勤めています園では忙しい保護者の方が多く、「なかなか子どもと接する時間がなくて・・・」とおっしゃる方が多いのです。その分私の責任も重くなっていると感じると同時に「園児の成長のために私の力は大きい」と、人としての成長に関われることを嬉しく思う場面が多いです。』
 

ポイント2

「保育園は子どもを預かってくれるところ」という思いで預けておられる保護者の方はかなり多いと思います。それでいいのですが、保育士はただ預かるだけではありませんね。保育という重要な仕事をしているのです。忙しい親御さんに代わって子育てをしていると言っても過言ではありません。
 
日々園児と関わっていますと、その成長には驚かされることもあります。1、2歳児ですと、初めて言葉を発する瞬間に出会うこともありますし、立って歩く瞬間を共に喜ぶこともあります。日々感動の連続と言ってもいいでしょう。
 

体験談3

『私が嬉しいと思った瞬間は、年中行事の時の園児の笑顔と成長です。生活発表会でのことです。園児は、限られた時間内に練習をして本番を迎えるのですが、保育士はそんな簡単なことではありません。準備や練習がとても大変です。台本づくりをしたり小道具や園児の持つものを作ったりしなければなりません。そして練習に入るのですが、大きな声で言えませんが「イライラ」の連続なんです。
 
今年の発表会は2ヶ月前に終わりましたが、私は2kgも痩せました。園児に分かりやすい題材を選んだつもりでも、なかなか理解してもらえない、また、練習に入っても言うことを聞かずにふざけてしまうなど、そんな子を叱りながらの毎日でした。怒りを通り越して泣いてしまったこともあります。
 
辛いですよ。でも苦労した分、発表会での成功(園児が練習の成果を十分に発揮することができた)は、とても嬉しい気持ちにさせてくれます。去年担任をしたクラス以上にたいへんだった今年のクラスですが、子どもたちの指導に大きな力を発揮した分、発表会の日、怒りの涙が喜びの涙に代わったのです。「先生で良かった!」と嬉しく思える瞬間でした。』
 

ポイント3

年中行事では、ほとんどの保育士さんが「辛さ」と「嬉しさ」を味わいます。発表会で園児に集中して取り組んでもらうためには、日々の保育が大切になります。メリハリのある指導をしていれば比較的楽に年中行事を進めることができます。「遊ぶときは園児目線で遊ぶ。保育時間は、ピリッとした先生として接する。」これができていれば、叱ることも少なくなりもすよ。