保育士が辛いと感じるとき嬉しいと感じるとき

感動を一緒に味わって

2017年04月03日 09時54分

体験談1

『「可愛いなあ。ぴょんぴょんぴょんって跳びながらお友だちの方に行ってるよ」「小さくて可愛いなあ。このダンゴ虫は赤ちゃんかなあ。でも足がいっぱいあるよ。」「このチューリップはお花が咲いているのに、お隣のこのチューリップはまだ咲かないね。」こんな園児の言葉がいっぱい聞こえてきます。
 
私が担任をしている5歳児が、その瞬間に言った言葉を集めて、クラスだよりにも載せてあげています。私が嬉しいと感じる瞬間は、このような園児の感動の言葉を共有することです。可愛い園児たちが、お花や虫たちを見て「可愛い!」というんですよ。その時私も一緒になって、その時感じたことをやさしく言ってあげています。
 
保育士として嬉しさを感じる一瞬です。園児に感動というものを味わわせてあげるということは非常に大切なことであり、嬉しくもあります。園児の素直な言葉がとても素敵です。私自身、保育士になる前には気にすることもなかった、本当にささいなことに感動するようになったのです。感動できる人間にしてくれたのは、園児です。嬉しくて仕方ありません。』
 
ポイント1
「園児に感動を味わわせる」ということは、保育士にとって非常に大切な仕事です。小さなことでも感動する子どもに育てなければなりません。そのためには、保育士さん自身が感動できる人でなければならないということです。もちろん、この方のように、園児から「感動する」ということを学んで気付くこともあるでしょう。
 
よく園児がアリを見つけたときに、じーっと見つめている姿を目にします。そんな時保育士さんがどう声をかけるかですね。「アリさんは小さいけどがんばってるね。」「わあ、食べ物を運んでるね」など、園児がアリを見つめて思っていることを、一緒に感動できる先生は素晴らしいですし、その時に、共有できたという保育士としての嬉しさを味わえるのです。
 

体験談2

『「つぶやき」と言いますとツイッターのことと思われるでしょうが、ここでは、私が経験した園児の「つぶやき」でとっても嬉しかったことをご紹介します。
 
1.「せんせい、きょうのにおいすきだよ。」・・・すごいですよ。園児は五感を使っていつも感じているんです。その前日のシャワーで使ったシャンプーの香りを感じ取ってくれたんです。「先生の匂いあげるね。」と返して抱っこしてあげました。
 
2.「せんせい、このおはなあげるね。とってもきれいでしょ。」・・・感動を共有するってこういうことなんだなあって思った瞬間です。「ありがとう。ほんとうに綺麗なお花だね。」感動できる子どもに育てることを意識してがんばっている私への最高のプレゼントです。
 
3.「先生には○○ちゃんがいるからね。」・・・ちょうど私が運動会の準備で疲れ果てていたときのことです。「はあーっ」とため息をついた瞬間を、この園児は見逃しませんでした。「ありがとう。」と言って抱きしめてあげたのをしっかりと覚えています。
 
こんな園児の「つぶやき」に癒されている私ですが、いつも心がほんわかとして温かな気持ちになります。』
 

ポイント2

園児の「つぶやき」を見逃さないということも保育士さんにとっては、とても大切なことです。「つぶやき」には本心が隠されています。その「つぶやき」を「感動」という財産につなげてあげるのが保育士さんの役割です。1.の「先生の匂いあげるね。」2.の「ほんとうに綺麗なお花だね。」3.の「ありがとう。」と言って抱きしめてあげた、というそれぞれのお返しがとても大切なのです。