保育士が辛いと感じるとき嬉しいと感じるとき

保育士が嬉しいと感じるとき

2017年04月03日 09時50分

これまで、「保育士が辛いと感じるとき」をご紹介してきました。しかし、そうはいってもやっぱり保育士はやりがいのある職業だという思いで働いておられる方も多いです。園児の成長を共感できるという特権ですね。ここでは、保育現場で、かけがえのない子どもの命を預かる中で得られる「保育士が楽しいと感じるとき」をご紹介します。

 
・子どもとの関わりで

体験談1
『「子どもたちの笑顔が嬉しい」保育士は、そんな瞬間がいっぱいある職業だと思います。私が保育士になったのは3年前です。この間どれだけ保育士としてのやりがいを感じ、嬉しく思ったことでしょうか。子どもたちの笑顔は、私に力を与えてくれます。激務の中で勤務しています私たち保育士ですから、それがご褒美だと思って勤務しています。
 
朝の出来事です。私が園児を迎えていますと、それぞれの笑顔で(はにかみ屋さんもいますが)、それぞれの声で「せんせい、おはようございます」と挨拶をしてくれるのです。とても元気な声なのです。そして、私の周りに集まってきてくれる。「むすんで開いて・・・」と歌い出すとみんなが歌い始めてくれる、他の仕事もあって毎日がそんなにぎやかな朝ばかりとは限りませんが、保育士が嬉しいと感じる瞬間です。
 
そんなある日、Aちゃんが「先生、お誕生日おめでとう」と、手作りのケーキ(箱で作ったもの)をくれたときのことです。他の園児も一緒に「ハッピーバースデーツーユー・・・!」って歌ってくれたんですよ。一生懸命日常保育をしていると思っている私への、かけがえのないプレゼントとして、その時の嬉しさは忘れることができません。
 
また、子どもとの関わりの中で「先生、大好き!」と言ってくれる瞬間にも嬉しさを感じます。ある日の保護者の方のお迎えで、いつもならすーっとお母さんのほうに行くA
ちゃんが、その日に限って「帰らない!」と言いました。実は、その日に限ってAちゃんのお迎えが最後になって、直前まで二人だけでおもしろい遊びをしていたのです。
 
「Aちゃん、家に帰ってお母さんと一緒に○○遊びをすれば、もっと面白いかもしれないよ。」と言ってあげて納得をして帰ったのですが、「帰らない!」とまで言ってくれたAちゃんに、保育士としての嬉しさを感じた瞬間でした。「先生大好き」という園児の言葉が「嬉しいと感じるとき」ですね。』
 
ポイント1
子どもと関わりの中で「嬉しいと感じるとき」は、一瞬一瞬がそうなのかもしれないというほど、日々の多くの場面で訪れるものです。ただ、それは保育士であるあなたが日々一生懸命に園児のために準備をしているから感じることができる、ということを忘れないでください。
 

体験談2

『私は2年目の保育士で、7クラスもある大規模園で4歳児さんを担任しています。先日の保護者参観のときのことです。「おうちのひとといっしょに、ぎゅうにゅうパックをつかってぞうさんをつくろう!」という題材にしました。前日までにしておくことをがんばって準備をしていた成果がでたのです。
 
はさみを使うということで、ほとんどが直線だったのですが、曲線部分もあったので、あらかじめ曲線部分をカッターで切っておいてあげたのです。そのことが保護者の方にもわかって、「○○(子どもの名)は、まだ慣れていないので心配していましたが、直線だけだったのでうまく切っていました。先生の配慮には感謝します。」という声をいただいたのです。たいへん嬉しかったことが思い出されます。』
 

ポイント2

保護者参観などの年中行事で、保護者の方が保育園に来園して我が子の様子を見に来られるときには、保育士の腕の見せ所です。その時々での保育士の配慮(園児のためにこんな配慮をしてくれている)は保護者の心に響くものです。保育全般についての教材研究をどれだけするかにかかっています。