保育士が辛いと感じるとき嬉しいと感じるとき

保育士1年目の辛さ

2017年04月03日 09時40分

体験談1

『「精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。」私の保育士1年目のスタートでした。5歳児4クラスある中のA組さんを受け持つことになったのです。障害児が一人いましたので、担当の先生が1人ついてくださいました。ただ、その先生も保育士経験はあるもののかなりのブランクがあって入られたパートの先生ですした。
 
4月…夢中でがんばりました。一日の労働時間は、今では考えられないぐらいです。園児のためにという、一心の思いでいたのですが、5月、ゴールデンウィークが終わったときに、初めてで、究極の辛い経験をすることになったのです。ある日、Bちゃんのお父さんが怒鳴り込んできました。 「担任はだれや!うちの子、でこにたんこぶ作って帰ってきてるやないか。新米でもちゃんと見とけ!」
 
本当に恐ろしかったです。その時、Bちゃんのケガのことは全く気付いていなかったのです。Bちゃんは「障害児のCちゃんにおもちゃでたたかれた」と言っているようでした。担当の先生にも心当たりがなく、監督不行き届きでただただ謝るしかありませんでした。「辛い!もう先生なんて辞めてしまいたい。」そう思ったのです。』
 

ポイント1

先生は監督者ですが、全員を常に見ていることなんてできません。ましてや5歳児ともなりますと、ある程度のルール・マナーも身に付いていますので、自分たちでできるのです。しかし、配慮のいる子は要注意です。「すぐ手が出る子」「意地悪な子」などですね。この方のクラスの障害児は本人も含めてもちろん気を付けて見てあげなければなりません。
 
もう一つのポイントは、いくら一生懸命に担任をしていても、「その園児だけを見ればいいではだめだ」ということです。親権者である保護者がおられ、日々子どもさんのことをしっかりと伝える努力がいります。新人の頃は、「新人=不安」という見方が強いこともあります。保護者対応について、多くのトラブル対応についてしっかりと事例研究などを通して勉強をしておかなければなりません。
 

体験談2

『新人1年目、私は自分の体のことで非常に辛い思いをしています。その一つが園児から目を離せないということです。2歳児を担当しているのですが、お手洗いに行くタイミングが分からず膀胱炎にまでなってしまいました。誰か他の保育士さんに頼めばいいということですが、皆さんが忙しくされている様子を見ますと声もかけられずにいます。
 
また、食事面でも体に悪い生活を送っていますので、痩せ気味になってきました。朝はあわただしく牛乳やジュースを飲む程度で、お昼は園児の食事の世話で食べるのは3時か4時になります。それもおにぎり程度です。夜は、帰宅後仕事が落ち着く9時ごろに暴飲暴食といった具合です。
 
こんなつらい仕事は他には絶対にないと思いながらも、園児との関わりが楽しくてたまらない私がいるのです。要領が悪いのでしょう。でも「続けたい」と「もう限界」の狭間でほんとうに辛い日々を送っています。』
 

ポイント2

「お手洗いに行く時間がない!」「食事が不規則で体を壊した」…そんな経験をされている保育士さんはかなり多いです。保育士さん同士の連携がきちんとできていればそんなこともないのでしょうが、この方のように、1年目の場合には遠慮して言いにくいことがあるのでしょう。
 
しかし、保育士は健康第一です。日常の激務に耐えるためには体が資本であることを意識しなければいけません。保育士1年目なら、若さもあり耐えていけるでしょうが、年齢を重ねると、そうもいきません。先輩の動きを見る、話を聞くなどして、いい意味で要領というものを覚えていくことでしょう。